素粒子物理学博士のメモ

式変形や誤植等を解説

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

3.2.3 シグマ模型の摂動論 p.41 p.42

テキスト: 弦とブレーン (3.82):作用に4次の項がある場合 テーラー展開で近似する。\begin{align}\langle x_i x_j \rangle &= \langle x_i x_j \exp\left(-\frac{1}{4!}C_{klmn}x_k x_l x_m x_n\right)\rangle \\&\simeq \langle x_i x_j \left(1-\frac{1}{…

3.2.3 シグマ模型の摂動論 p.40

テキスト: 弦とブレーン (3.78): 相関関数 相関関数の定義が書いていないが、\begin{align}\langle f(x) \rangle &\equiv \frac{\int d^n x e^{-S}f(x)}{\int d^n x e^{-S}} \end{align}である。(3.78)は後で求める生成汎関数Z[J](3.80)を微分した後にJ=0と…

素粒子を学ぶ本(弦、場、トポロジー)

物理 超弦理論をコンパクトにまとめた本。218ページ。ポルチンスキー等他の本は分厚くて古いので、まずはこれを読みたい。 弦とブレーン (Yukawaライブラリー 2) [ 京都大学基礎物理学研究所 ] 場の理論。じっくり通して読みたい。 場の量子論(1巻) 粒子…

3.2.3 シグマ模型の摂動論 p.39

テキスト: 弦とブレーン (3.73):シグマ模型の作用をリーマン正規座標で表す これは(3.69)の微分の部分に、\begin{align}\displaystyle \partial_a X^\mu = \partial_a (x_c^\mu+x_q^\mu) = \partial_a x_q^\mu = \partial_a v^\alpha \frac{\partial x_q^\m…

このブログについて

このブログでは、素粒子物理学、特に超弦理論の理解を目標として、勉強の記録を残したいと思います。 考え方や式の導出方法等が、未来の誰か、もしくは自分の役に立てば幸いです。 最初のテキストは 『 弦とブレーン 』(細道和夫 著、朝倉書店、2017) です…